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オススメ映画【スポーツ映画編】

スポーツ映画のオススメを書くにあたり、ネットで「スポーツ映画オススメランキング」なるものをいくつか見てみましたが、意外と自分は王道が抜けていることに気付きました。(ロッキーとか)

なので、今回はあまり一般的には知られていないスポーツ映画の傑作を紹介していきます。

スポーツ映画って、人生の教訓になるようなものであったり、今後の指針にしたい名言があったりと、僕はかなり好きなジャンルです。

比較的観やすいものを選んだので、スポーツにあまり興味がない人でも、自分の実生活に落とし込んで観てみてください!

 

 

 

 

9位『ヤング・ゼネレーション/BREAKING AWAY/1979/アメリカ』

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自転車映画の金字塔。RHYMESTER宇多丸のオールタイムベストとしても有名。

この映画の主人公たちは何か特別な才能があるわけでもない、普通の若者。だからこそ、感情移入もしやすいし、一生懸命ペダルを漕ぐ姿に心を打たれます。

 

 

8位『ラッシュ プライドと友情/Rush/2013/アメリカ』

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1976年、F1黄金時代。人々を夢中にさせたのは、レース運びも人生も頭脳派のニキ・ラウダと、ドライビングテクニックも私生活も派手で情熱的なジェームス・ハントの2人の天才レーサーだったー。

正反対な2人がお互いの活躍を原動力に、必死にレースに食らいつく姿にシンプルに感動します。ライバルと友情と、男の絆の物語。

 

 

7位『コーチ・カーター/Coach Carter/2005/アメリカ』

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本作は、優秀なコーチがバスケ弱小校を強豪校へと導く様子を描いたものです。この映画の素晴らしい所はバスケの技術だけでなく、精神面や勉学面も鍛えることで、スポーツマンとして、人間として、生徒を成長させていくというところ。

僕は、中学からバスケにすっかりハマり、高校選びも、とある監督の下でバスケをしたい、という要素が50%を占めているほどでした。

そんな理由で入った高校のバスケ部はとにかくしんどかったです。火曜日以外はどんな日も練習。大きな学校行事があろうと、模試の日だろうと、他の部活の友達が楽しそうに帰っている姿を横目に練習、練習、練習。土日も朝から夕方まで練習ということも珍しくはなかったし、北陸から千葉や群馬にも遠征に行きました。それに、早く試合で活躍したかったので、全体練習後も個人練習をする日々。ここには書けないこともたくさんありました。

そんなこんなで勉強などする時間もろくに確保できず、入学当初は上位10%だった成績もみるみるうちに下位10%まで低下しました。(笑)

 

ジュニアオールスターに選ばれた選手がいたわけでも、圧倒的なエースがいたわけでもなかった自分のチーム。平日の練習時間でも、才能でも、体格でも強豪校に劣るチームが強豪校に勝つにはどうするか。それは、"頭を使うこと"しかありません。

そういう訳で"「考えて」バスケをすること"を徹底的に教わり、実践しました。ただがむしゃらに頑張るのではなく、どう身体を使えばいいのか、どう動けばいいのか、相手の動きを見てプレーすることの大切さを学びました。メンタル面や食事面でも自分達で研究して積極的に取り入れたり、試合映像の分析や対戦校のリサーチなども自分達で行っていました。

また、監督はドイツに最新のバスケを視察しにいき、それをチームに落とし込んでくれたり、外国人コーチと通訳を呼んで、クリニックもしてくれたりするほどの力の入れようでした。

さらに、監督はバスケ以外でも、学生としてやるべきことは厳格に求める人でした。課題を提出せずに補習を食らって、練習に来れないのはもってのほか。掃除をサボっているのがバレて、スタメンから外された先輩もいましたw

練習の厳しさや疲れは全く言い訳になりませんでした。

結果として、「インターハイ出場」という目標は叶いませんでしたが、人としての礼儀や在り方、物事の考え方の土台を学び、形成することができました。

 

お陰で今では、今後の人生において、高校の部活ほどしんどくてつらいものはないと思っています。今の仕事でどんなに上司から無茶ぶりされようと、板挟みになろうと、あの頃のしんどさに比べたら屁でもないと感じるんですよね。

 

長くなりましたが、こんな高校生活を送っていた自分にとって、この映画は共感の連続、ド正論の連続映画です。

未だに、昭和みたいな「根性第一」で指導しているスポーツ指導者がいたら、この映画のDVDでもぶん投げてやりましょう。

 

 

6位『ミリオンダラー・ベイビー/Million Dollar Baby/2004/アメリカ』

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イーストウッド監督作。女性ボクサーの話。

不器用な女性がボクサーとして、苦しみながらも成長していく姿に心を打たれます。物語の終盤、話は大きく暗くて悲しい方向に進んでいきます。ずっしりと重たく悲しい映画ですが、目が離せない傑作です。

この映画観た方、是非感想を語り合いたいです。

 

 

5位『ロード・オブ・ドッグタウン/Lords of Dogtown/2005/アメリカ・ドイツ』

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70年代のアメリカ西海岸で、スケートボードをスポーツからストリートカルチャーへ昇華させた、"Z-BOYS"について描いた実話ベースの映画です。

映像、演出、ファッション、全てがこの上なくクールでオシャレです。

スケートボードで世界を変えた伝説の男たちの青春の日々を是非味わってください。

スケボ始めようかなぁと思いつつ、2年くらい経っているので、そろそろ行動に移したいです。

 

 

4位『マーヴエリックス 波に魅せられた男たち/CHASING MAVERICKS/2012/アメリカ』

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これを観て、サーフィンに憧れを抱かない男っているんですか?と思いたくなるほど、アツい漢の映画です。

『すべてを味わう。それが人生で最も大切なこと。一度きりなんだから、短い人生、楽しく生きなきゃ。』

数年に一度の大波、マーヴェリックスを16歳で制し、22歳でこの世を去ったジェイ。

今でも"LIVE LIKE JAY."(ジェイのように生きろ)とリスペクトを集めるジェイ。彼の生き様は必見です。

 

 

3位『フォードvsフェラーリ/Ford v. Ferrari/2019/アメリカ』

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シンプルで王道な映画ですが、シンプルだからこそ奥が深く、何かを頑張りたいと思っている人の心に刺さる映画です。

1つのことに夢中で取り組む人の姿を見るの、人一倍好きです。

腹の奥底まで響くエンジン音、汚い作業着、献身的で強い家族、男の友情、全てが激アツな作品です。これは映画館で観たのですが、迫力と男の友情に思わず目頭が熱くなりました。

 

 

2位『ルディ 涙のウイニング・ラン/RUDY/1993/アメリカ』

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実話に基づく傑作アメフト映画です。

一般男性としても小柄で、学業の成績もあまり良くないルディが、名門ノートルダム大学のアメフトチームでプレーすることを夢見て、邁進するストーリー。

悲しさではなく、嬉しさや爽やかさによる涙を流すことができる非常に稀有な映画です。(これを書いているだけで思い出し泣きしそうなほど)

この映画を観終えた貴方はきっと、「自分が成し遂げたいものに対して辛抱強く、粘り強く戦うこと」、「目標に対して死に物狂いで努力すること」の大切さを学ぶことができるはず。この作品を観てやる気が湧いてこなかったら、どうぞ人生諦めてくださいぐらいの感じです。

『他人に何かを証明する必要はないんだ。証明するなら自分自身にしろ。』

 

 

1位『ソウルサーファー/Soul Surfer/2011/アメリカ』

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サメに襲われ、片腕を亡くした天才サーファー、ベサニー・ハミルトンを描いた、実話に基づく映画。バランスが命のサーファーにとって片腕を亡くすことは何を意味するか分かりますよね。ベサニーの、逆境に立ち向かう強さにただただ心を打たれます。

この映画の良い所は、事故後のリハビリの描写にあまり尺を取らないこと。実際は血の滲むような努力をしたんだろうけど、これに時間を割かないことで、ベサニーが「不慮の事故に遭った不運なサーファー」ではなく、「一人の勇敢なサーファー」として描くことができていると考えています。これがこの映画の良さであり、メッセージ性を加速させているファクターだと感じています。本作のエンドロール、何回観ても涙が止まらないんですよね。Blu-ray貸しますので、是非連絡ください。

最後に、僕がこの映画で一番好きなセリフを。

『人生はサーフィンに似ている。波に飲み込まれたら、また次の波に乗ればいい。』

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

なんだか毎日単調で、生き甲斐がないなと思ったら、ここに書いたスポーツ映画を観てください。きっと生きる活力が湧き出てくるはずです。

 

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