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2020年公開の面白かった映画ランキング

2020年日本公開の映画で、映画館で観れたものを中心にランキング形式で紹介していきます。

ご存知の通り、昨年はコロナウイルスの影響で、楽しみにしていた作品の公開が延期になった年でした。数ヵ月おきに映画館の上映スケジュール見ても、「まだこれやってるの?」っていう現象が多く、映画好きにとってはかなりフラストレーションが溜まってしました・・・。

 

■『新解釈・三國志/日本』

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芸能人の内輪ノリを映画に持ち込むなの一言です。

どんな映画でもその映画を作った人をリスペクトしてますが、そのリスペクトを踏まえた上で、めちゃめちゃつまらなかったです。

 

■『WAVES ウェイブス/Waves/アメリカ』

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公開が1度延期されたこともあってか、異常なまでに期待値があがってましたが、観た次の日には内容忘れてしまうくらい、魅力がなかったです。

ただわがままで不器用な若者が破滅しました、ぐらいの内容だった気がします。

色んなレビューに曲がよかったのコメントが散見されるけど、個人的には内容があってこその曲だと思います。

 

■『えんとつ町のプペル/日本』

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晦日に観にいきました。

時々、目頭が熱くなりかける瞬間がありましたが、その度に西野の顔がちらついて、

一気に冷めるみたいな無限ループでした。

あと、帽子の男の子がずっとプペル君だと思ってましたが、どうやら違うようです。

 

■『浅田家!/日本』

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映画としては、特に良くもなく悪くもなくという印象です。

ですが、主人公の政志がなぜ写真を選んだのか、なぜ写真でなければならないのかが、とても丁寧に描かれていて、その点に関しては非常に好印象でした。

 

■『罪の声/日本』

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実際の未解決事件を扱ったミステリー。

常にハラハラした緊張感と先の見えない展開で、かなり見ごたえのある作品でした。

一つ残念だったのが、所々にギャグ?があったことが余計でした。緩急をつけるためにやっているのか分からないけど、そのシーンだけ浮いてたし、折角の重厚さが薄れてしまったように感じます。

 

■『コンフィデンスマンJP プリンセス編/日本』

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ドラマもちょいちょい観ていて、前作も面白かったので、今回も楽しみに観に行きました。一番最初に紹介した某映画と違って、このシリーズの笑わせにきているシーンはちゃんと面白いです。何も考えず、観れる映画の1つだと思います。

長澤まさみの演技の幅も魅力的だけど、僕は東出の演技が好きです。彼の演技が上手いのか、下手過ぎるゆえのものか判断がつきませんが、キャラクターに妙にマッチしていて味があるんですよね。このシリーズの東出の棒読み、棒演技は必見です!

また、三浦春馬さんが逝去された数日後に観に行ったこともあってか、彼の登場シーンは妙に劇場全体が緊張感に包まれていたような気がしました。。。とても残念です。

 

■『グッドライアー 偽りのゲーム/The Good Liar/アメリカ』

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「邦題がネタバレになってる!」の例です。教科書です。

途中までは先も読めない展開で、夢中で観てましたが、終盤になるにつれ、邦題のせいで大体のオチの予想がついてしまいました。

この邦題自体、本作をよく表していると思いますし、ちゃんと本作を観た人が付けたんだろうなと思いますが、あまりにひどすぎます。真面目な人なんだろうな。

 

■『ミッドサマー/Midsommar/アメリカ』

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この映画を簡単に表すと「伝統と礼儀に重きを置く、ミラクルハッピーニコニコ村に旅行する話」です。

アリ・アスターの映画を観たことなかったこともあってか、個人的には初めて出会うジャンルでした。この映画が多くのシネコンで上映され、話題になったこと自体が凄いことだと思います。本来であればいい意味で表に出てきてはいけない作品だと思います。

 

■『mid90s ミッドナインティーズ/Mid90s/アメリカ』

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思春期の頃の感情を思い出させてくれるような、懐かしくなる映画でした。

登場人物のキャラクターも興味深く、見応えのある作品でした。

 

■『パラサイト 半地下の家族/Parasite/韓国』

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韓国映画のレベルの高さを再度痛感させられた映画でした。

脚本、演出、カメラワーク等映画を構成するどの要素をとっても、ため息がでるくらい素晴らしかったです。

もう一度記憶をなくした状態で観たいと思える作品は久しぶりでした。

 

■『フォードvsフェラーリ/Ford v. Ferrari/アメリカ』

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以前も紹介したこの映画。

シンプルで王道な映画ですが、シンプルだからこそ奥が深く、何かを頑張りたいと思っている人の心に刺さると思います。

1つのことに夢中で取り組む人の姿を見るの、人一倍好きです。

腹の奥底まで響くエンジン音、汚い作業着、献身的で強い家族、男の友情、全てが激アツな作品です。映像の迫力と男の友情に思わず目頭が熱くなりました。

 

■『1917 命をかけた伝令/1917/アメリカ・イギリス)

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第92回アカデミー賞の撮影賞、音響賞、視覚効果賞受賞も納得です。

実際はワンカットではないけど、ワンカットに見せかけたカメラワークにより、

臨場感がより際立っていたと感じます。

また、決してセリフが多い映画ではないものの、主人公が果たさなければならない目的が明確だったため、主人公が何を考えているのか、どのような状況にいるのかが、スッと入ってきました。ワンカットに見せかけたカメラワークが、このようないい意味での分かりやすさに繋がっているのだと思います。

個人的には、照明弾のシーンが美しく、永遠に観ていたいとすら思わされました。

 

■『TENET テネット/Tenet/アメリカ・イギリス』

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2020年公開の映画で一番面白かった映画です。(順当すぎますが・・・)
2日連続でIMAXで観ました。

この映画の考察や解説は、ネットにたくさん落ちているので、ここではしません。

本作を映画館で鑑賞し、改めて思ったことは、僕はクリストファー・ノーランの映画が大好きだということ。彼の作品の多くが、興行的に成功していること、または莫大な資金を注ぎ込んで、興行的に成功することを目的に製作されていることもあり、彼のアンチがたくさんいることも事実です。一部の映画マニアに「ノーランが好き」なんていうとバカにされるかもしれません。

それでも僕はノーラン映画が大好きです。どの作品も目新しさがあり、素晴らしい映像と綿密に練られた脚本とストーリー。TENETもその期待を裏切ることのない、素晴らしい作品でした。(冒頭のオペラのシーンが何気に一番好き)

最近また上映しているみたいだし、観に行こうと画策してます。

 

ノーランの作品は全て鑑賞済ですが、フォロウィングメメントダークナイト

インターステラーが特に好きです。

 

いかがだったでしょうか。

2020年は公開延期が相次ぎ、映画好きにとっては苦しい1年でしたが、

一刻も早くこの状況が改善されますように。