オススメ映画【スポーツ映画編】
スポーツ映画のオススメを書くにあたり、ネットで「スポーツ映画オススメランキング」なるものをいくつか見てみましたが、意外と自分は王道が抜けていることに気付きました。(ロッキーとか)
なので、今回はあまり一般的には知られていないスポーツ映画の傑作を紹介していきます。
スポーツ映画って、人生の教訓になるようなものであったり、今後の指針にしたい名言があったりと、僕はかなり好きなジャンルです。
比較的観やすいものを選んだので、スポーツにあまり興味がない人でも、自分の実生活に落とし込んで観てみてください!
9位『ヤング・ゼネレーション/BREAKING AWAY/1979/アメリカ』
自転車映画の金字塔。RHYMESTERの宇多丸のオールタイムベストとしても有名。
この映画の主人公たちは何か特別な才能があるわけでもない、普通の若者。だからこそ、感情移入もしやすいし、一生懸命ペダルを漕ぐ姿に心を打たれます。
8位『ラッシュ プライドと友情/Rush/2013/アメリカ』
1976年、F1黄金時代。人々を夢中にさせたのは、レース運びも人生も頭脳派のニキ・ラウダと、ドライビングテクニックも私生活も派手で情熱的なジェームス・ハントの2人の天才レーサーだったー。
正反対な2人がお互いの活躍を原動力に、必死にレースに食らいつく姿にシンプルに感動します。ライバルと友情と、男の絆の物語。
7位『コーチ・カーター/Coach Carter/2005/アメリカ』
本作は、優秀なコーチがバスケ弱小校を強豪校へと導く様子を描いたものです。この映画の素晴らしい所はバスケの技術だけでなく、精神面や勉学面も鍛えることで、スポーツマンとして、人間として、生徒を成長させていくというところ。
僕は、中学からバスケにすっかりハマり、高校選びも、とある監督の下でバスケをしたい、という要素が50%を占めているほどでした。
そんな理由で入った高校のバスケ部はとにかくしんどかったです。火曜日以外はどんな日も練習。大きな学校行事があろうと、模試の日だろうと、他の部活の友達が楽しそうに帰っている姿を横目に練習、練習、練習。土日も朝から夕方まで練習ということも珍しくはなかったし、北陸から千葉や群馬にも遠征に行きました。それに、早く試合で活躍したかったので、全体練習後も個人練習をする日々。ここには書けないこともたくさんありました。
そんなこんなで勉強などする時間もろくに確保できず、入学当初は上位10%だった成績もみるみるうちに下位10%まで低下しました。(笑)
ジュニアオールスターに選ばれた選手がいたわけでも、圧倒的なエースがいたわけでもなかった自分のチーム。平日の練習時間でも、才能でも、体格でも強豪校に劣るチームが強豪校に勝つにはどうするか。それは、"頭を使うこと"しかありません。
そういう訳で"「考えて」バスケをすること"を徹底的に教わり、実践しました。ただがむしゃらに頑張るのではなく、どう身体を使えばいいのか、どう動けばいいのか、相手の動きを見てプレーすることの大切さを学びました。メンタル面や食事面でも自分達で研究して積極的に取り入れたり、試合映像の分析や対戦校のリサーチなども自分達で行っていました。
また、監督はドイツに最新のバスケを視察しにいき、それをチームに落とし込んでくれたり、外国人コーチと通訳を呼んで、クリニックもしてくれたりするほどの力の入れようでした。
さらに、監督はバスケ以外でも、学生としてやるべきことは厳格に求める人でした。課題を提出せずに補習を食らって、練習に来れないのはもってのほか。掃除をサボっているのがバレて、スタメンから外された先輩もいましたw
練習の厳しさや疲れは全く言い訳になりませんでした。
結果として、「インターハイ出場」という目標は叶いませんでしたが、人としての礼儀や在り方、物事の考え方の土台を学び、形成することができました。
お陰で今では、今後の人生において、高校の部活ほどしんどくてつらいものはないと思っています。今の仕事でどんなに上司から無茶ぶりされようと、板挟みになろうと、あの頃のしんどさに比べたら屁でもないと感じるんですよね。
長くなりましたが、こんな高校生活を送っていた自分にとって、この映画は共感の連続、ド正論の連続映画です。
未だに、昭和みたいな「根性第一」で指導しているスポーツ指導者がいたら、この映画のDVDでもぶん投げてやりましょう。
6位『ミリオンダラー・ベイビー/Million Dollar Baby/2004/アメリカ』
イーストウッド監督作。女性ボクサーの話。
不器用な女性がボクサーとして、苦しみながらも成長していく姿に心を打たれます。物語の終盤、話は大きく暗くて悲しい方向に進んでいきます。ずっしりと重たく悲しい映画ですが、目が離せない傑作です。
この映画観た方、是非感想を語り合いたいです。
5位『ロード・オブ・ドッグタウン/Lords of Dogtown/2005/アメリカ・ドイツ』
70年代のアメリカ西海岸で、スケートボードをスポーツからストリートカルチャーへ昇華させた、"Z-BOYS"について描いた実話ベースの映画です。
映像、演出、ファッション、全てがこの上なくクールでオシャレです。
スケートボードで世界を変えた伝説の男たちの青春の日々を是非味わってください。
スケボ始めようかなぁと思いつつ、2年くらい経っているので、そろそろ行動に移したいです。
4位『マーヴエリックス 波に魅せられた男たち/CHASING MAVERICKS/2012/アメリカ』
これを観て、サーフィンに憧れを抱かない男っているんですか?と思いたくなるほど、アツい漢の映画です。
『すべてを味わう。それが人生で最も大切なこと。一度きりなんだから、短い人生、楽しく生きなきゃ。』
数年に一度の大波、マーヴェリックスを16歳で制し、22歳でこの世を去ったジェイ。
今でも"LIVE LIKE JAY."(ジェイのように生きろ)とリスペクトを集めるジェイ。彼の生き様は必見です。
3位『フォードvsフェラーリ/Ford v. Ferrari/2019/アメリカ』
シンプルで王道な映画ですが、シンプルだからこそ奥が深く、何かを頑張りたいと思っている人の心に刺さる映画です。
1つのことに夢中で取り組む人の姿を見るの、人一倍好きです。
腹の奥底まで響くエンジン音、汚い作業着、献身的で強い家族、男の友情、全てが激アツな作品です。これは映画館で観たのですが、迫力と男の友情に思わず目頭が熱くなりました。
2位『ルディ 涙のウイニング・ラン/RUDY/1993/アメリカ』
実話に基づく傑作アメフト映画です。
一般男性としても小柄で、学業の成績もあまり良くないルディが、名門ノートルダム大学のアメフトチームでプレーすることを夢見て、邁進するストーリー。
悲しさではなく、嬉しさや爽やかさによる涙を流すことができる非常に稀有な映画です。(これを書いているだけで思い出し泣きしそうなほど)
この映画を観終えた貴方はきっと、「自分が成し遂げたいものに対して辛抱強く、粘り強く戦うこと」、「目標に対して死に物狂いで努力すること」の大切さを学ぶことができるはず。この作品を観てやる気が湧いてこなかったら、どうぞ人生諦めてくださいぐらいの感じです。
『他人に何かを証明する必要はないんだ。証明するなら自分自身にしろ。』
1位『ソウルサーファー/Soul Surfer/2011/アメリカ』
サメに襲われ、片腕を亡くした天才サーファー、ベサニー・ハミルトンを描いた、実話に基づく映画。バランスが命のサーファーにとって片腕を亡くすことは何を意味するか分かりますよね。ベサニーの、逆境に立ち向かう強さにただただ心を打たれます。
この映画の良い所は、事故後のリハビリの描写にあまり尺を取らないこと。実際は血の滲むような努力をしたんだろうけど、これに時間を割かないことで、ベサニーが「不慮の事故に遭った不運なサーファー」ではなく、「一人の勇敢なサーファー」として描くことができていると考えています。これがこの映画の良さであり、メッセージ性を加速させているファクターだと感じています。本作のエンドロール、何回観ても涙が止まらないんですよね。Blu-ray貸しますので、是非連絡ください。
最後に、僕がこの映画で一番好きなセリフを。
『人生はサーフィンに似ている。波に飲み込まれたら、また次の波に乗ればいい。』
いかがでしたでしょうか?
なんだか毎日単調で、生き甲斐がないなと思ったら、ここに書いたスポーツ映画を観てください。きっと生きる活力が湧き出てくるはずです。
オススメ映画【邦画編】
皆さんは普段邦画をどれくらい観ますか?
僕は以前はよほどのことがなれば邦画を観るということはありませんでした。
ですが最近、リモートワークの疲れにより、字幕追うのもめんどくさい、(でも吹替は大嫌い)安心して母国の映画を観たい、という思いに駆られ、適当な邦画を選ぶ機会が多くなりました。良くないですね。
そんな自分への戒めを込めて、ここでは、紛れもなく傑作の邦画を紹介します。
僕もかつては時間の無駄にならないように慎重に邦画を選んでいたので、このランキングにはかなり自信があります。(笑)
10位『あの夏、いちばん静かな海。/1991/日本』
聾唖の青年、茂はゴミとして出されたサーフボードを見つけ、同じ障害をもつ彼女の貴子を誘い、海に出るー。
北野武監督作品。
2人は耳が聞こえないので、当然2人での会話シーンはありません。それどころかこの映画では、手話すらないんですよね。にも関わらず、2人が何を考えているのか、不思議なほどに伝わってきます。これは1つ1つの表情や行動によるものだと思いますが、"静寂"であるからこそ伝わるものってあるんだな、と改めて認識できます。
日本人でこういう映画撮れる監督って他にいるんでしょうか。
早く北野武映画を制覇しなければ、と思う今日この頃です。
9位『四月物語/1998/日本』
終始素晴らしい空気感が流れる、至福の67分。
大学進学を機に上京した自分と主人公を重ねることができるのも、僕がこの映画を好きな理由ですが、何気ない日常を美しく撮ることにおいて、岩井俊二の右に出る者はいないと思ってます。
8位『凶悪/2013/日本』
ピエール瀧がひたすらにぶっ込む、実際の凶悪事件を基にした映画です。
あくまで持論ですが、不祥事があった俳優が出てる映画やドラマを放送自粛やシーンをカットして対応するの、かなり嫌いなんですよね。
確かに人として、罪を犯したことは決して許されないことですが、作品に罪はないんですよね。仮にそれがキマった状態での演技だったとしても。(笑)
まあ、大人の事情とかスポンサー絡みで色々あるんでしょうけど、そんなくだらないことは置いといて、とにかくぶっ込めばいいんですよ。
この映画のピエール瀧、僕はかなり好きです。
7位『リトルフォレスト 夏・秋/2014/日本』
東北のとある小さな集落で暮らす、いち子の自給自足を描いた映画。恵みを与える一方で、時には厳しさも見せる東北の大自然。
自分と向き合いながら、たくましく生きるいち子の姿に目が離せません。
自分が憧れている生活を実写化してくれた映画です。
深夜にこの映画を観たら最後、夜食は不可避かと思います。
『吉田類の酒場放浪記』、『孤独のグルメ』、『ワカコ酒』が大好きな自分がこの映画を好きになるのは、我ながら納得しています。
『リトルフォレスト 冬・春』もオススメです。
6位『孤狼の血/2018/日本』
舞台は広島の架空都市。所轄署に配属になった日岡は、暴力団との癒着を噂される刑事、大上と共に、金融会社社員失踪事件の捜査を担当する。常軌を逸した大上の捜査に戸惑う日岡。失踪事件を発端に、対立する暴力団組織同士の抗争が激化しー。
とにもかくにも、こんなに渋い邦画を観たのは久しぶりです。
役所広司はもちろんのこと、特にラストシーンの松坂桃李がめちゃめちゃカッコいいんですよね。彼へのイメージが大きく良い方向に変わる映画です。
5位『WOODJOB!神去なあなあ日常/2014/日本』
チャランポランな高校生、平野勇気は大学受験に失敗し、彼女にも振られ、散々な状態で卒業式を迎える。そんな時、美女が微笑む写真が掲載された林業研修プログラムのリーフレットを見つけた勇気。表紙の美女につられ、街から逃げ出すようにプログラムに参加した勇気の運命はー。
極論ですが、現代の邦画の数少ない良さを集めた、お手本のような映画です。今や、脚本や演技、映像などで欧米に韓国に、インドに勝てないんなら、もう本作みたいな映画しか生き残る道はないんですよね、邦画は。俳優やモデルを売り出したいがために、肝心な事が疎かになった映画は金輪際作らないでもらっていいですか?
と、愚痴はさておき、本作は爽やかでコミカルかつ、林業についても学ぶことができる作品となっています。頭を空っぽにして楽しんでいたのに、最後はきっと誰しも、この映画がもつメッセージに心を動かされると思います。
特に、高校卒業後、「就職」という道を選ばずに、「進学」という道を選んだ人に見て欲しいです。
4位『誰も知らない/2004/日本』
ネグレクトをテーマにした社会派映画。
この手の映画において、是枝監督はさすがの一言に尽きます。
救いようがない、悲しい映画。それでも、こういう映画を観て、現代社会について考える時間は人として絶対に必要です。
どうでもいい事ですが、小学校高学年~中学校前半くらいまでの自分は柳楽優弥に激似と友人たちの母親間で話題でした。一体どこで差がついたんでしょうね。
3位『リリィ・シュシュのすべて/2001/日本』
田園風景が美しいある地方都市。中学二年の蓮見は、かつでの親友、星野に苛められ、窒息しそうな毎日を送っている。唯一の救いは、カリスマ的歌姫リリィ・シュシュの歌声だけ。自らが主宰するファンサイト「リリフィリア」の中にいる時だけが、本当の自分でいられる瞬間だった・・・。
岩井俊二監督作。
残酷で苦しくて、美しい。そんな映画です。冒頭の数分を観ただけでは、「何この映画、こんなのが評価高いの?」と思う方もいるかと思います。でも観終わった頃には、この映画を観たことは一生忘れられないはず。
ストーリーももちろんですが、天才的な光の使い方をした映像(特に田園風景が素晴らしい)、音楽、演出の全てが融合された巨大な波によって、右脳が支配されることは間違いないです。深夜に観て、絶望の淵に叩き落されることをオススメします。
余談ですが、市原隼人がまだカッコいい頃の貴重な映画です。
2位『GO/2001/日本』
「日本で一番好きな俳優は?」
こう聞かれたら、この質問をした人が、たとえ何歳も離れた上司だとしても、めちゃめちゃ美人だけど、流行りの芸能人しか興味がなさそうな女性だとしても、あんまり仲が良くない人だとしても、幼稚園児だとしても、僕はこう答えます。
「窪塚洋介に決まってんじゃん」
わざわざ分かりきったこと聞くんじゃないよって感じですよね。(笑)
余談は置いといて、この映画の主題はどこをどう見ても人種差別と差別意識。
この映画の素晴らしいところは、上記のような重いテーマであるにも関わらず、「この映画はあくまでも恋愛の話だ」と何度も劇中で語られているところだと思います。まるで、「人種差別なんてテーマにするわけないよ、そんなものくだらねぇ」とでも言わんばかりに。
一見爽やかな映画の中にも、ハッとさせられるような教訓、名言、考えさせられることが山ほど出てきます。登場人物のキャラクターもそれぞれ個性があって素晴らしい。
『国境線なんて、俺が消してやるよ』
心からオススメする映画です。
1位『スワロウテイル/1996/日本』
むかしむかし、"円"が世界で一番強かった頃、いつかのゴールドラッシュのようなその街を、移民たちは"円都(イェンタウン)"と呼んだ。しかし、日本人はこの名前を忌み嫌い、逆に移民たちを"円盗(イェンタウン)"と呼んで蔑んだ。ここは円の都、イェンタウン。円で夢が叶う夢の都。そしてこれは"円"を掘りにイェンタウンにやって来た、イェンタウンたちの物語・・・。
これを初めて観た時の衝撃は今でも忘れられません。
日本語と英語と中国語のミックスにより生まれる、リアリティさとエキゾチックさ。
モヤや逆光を上手く使った映像美。
移民を取り巻くアングラの気怠い雰囲気や世界観が映像とマッチしていて、この映画を観ている時間の素晴らしさは、現存する日本語では表現できません。
いかがだったでしょうか。
10本のうち、3本が岩井俊二監督作という、偏った嗜好のランキングにはなってしまいましたが、観た方は感想教えてくれるとすごく嬉しいです!
また、オススメの邦画や日本人監督知っていたら、教えてください!
僕はこの夏、北野武を攻めます。
オススメ映画【ロードムービー/旅がしたくなる映画編】
某ウイルスの影響でしばらく海外旅行は厳しそう。
いや、下手すると数年間は厳しいかもしれない。
海外旅行が生きがいの自分にとって、翼をもがれたような気分の毎日だけど、そんな時はロードムービーで疑似旅をしつつ、しっかりと旅資金を貯めておきましょう。
早速、オススメ映画のロードムービー、旅がしたくなる映画を紹介していきます。
ここで紹介したもの以外でオススメがあれば教えてください。
11位『スパニッシュ・アパートメント/L'AUBERGE ESPAGNOLE/2002/フランス・スペイン』
バルセロナが舞台の映画。ヨーロッパの多国籍な雰囲気やシェアハウスの人間模様が興味深い作品です。
続編の『ロシアン・ドールズ』と『ニューヨークの巴里夫』も併せて、頭を空っぽにして楽しめる映画です。
10位『180°SOUTH/180°SOUTH/2009/アメリカ』
僕の普段着から旅用具までいつも大変お世話になっている大好きなブランド、PatagoniaとThe North Face。
その2つのブランドの創業者が若い頃に旅をした軌跡と、その2人の旅に感化された若者が追体験する様子を追った、アウトドア好きや旅好きには堪らないドキュメンタリー映画。
深夜にまったり観たい映画です。
9位『食べて、祈って、恋をして/Eat Pray Love/2010/アメリカ』
世間の評価は結構低いけど、僕が映画を好きになってから、初めてDVDを買った思い入れのある作品です。
ニューヨークで活躍する女性ジャーナリストが、精神的な満足を求めて、全てを捨てて自分探し旅に出る話。
ニューヨークから、イタリア、インド、そしてバリ島。
どの景色もどのジュリア・ロバーツも美しいです。
まあ、ストーリーはお察しの通りですが、そんなことはこの映画ではどうだっていいんですよね。
8位『マイレージ、マイライフ/Up in the Air/2009/アメリカ』
年間322日も出張するライアン・ビンガムの仕事は、クライアントのリストラ対象者に解雇を通告すること。つまり、プロの"リストラ宣告人"。
『バックパックに入らない人生の荷物は背負わない』がモットーの彼の夢は、1,000万マイルを貯めること。
人を"切る"ことで生きてきた彼が、ある2人の女性との出会いを通じて、徐々に人生における大切なことに気付いていく映画です。
僕がこの映画に感化されて本格的にマイルを貯め始めてから、早3年。相変わらず、マイルを貯めることが生き甲斐です。
7位『GIVEN:ボクが観た世界/Given/2016/アイスランド・アイルランド・アメリカ・イスラエル・オーストラリア・シンガポール・タイ・ニュージーランド・ネパール・ペルー・モロッコ・南アフリカ・フィジー・マーシャル諸島』
世界中でサーフィンをしながら旅を続ける家族を、子供の視点から描いたNETFLIXオリジナルのドキュメンタリー映画。
圧倒的な映像美から放たれる、地球の神秘、生命の彩、人の生き方。
全てを放り投げて、壮大で果てしなく広い地球を旅をしたいと思える作品です。
6位『リトル・ミス・サンシャイン/Littele Miss Sunshine/2006/アメリカ』
全米美少女コンテストで地区代表に選ばれた9歳のオリーブは、家族のミニバスで審査会場を目指すが、同行するのは問題だらけの家族たち。そんな一家を描いたアカデミー賞4部門にノミネートされたロードムービー。
笑いのセンスもストーリーも、メッセージも完璧。
カッコよく生きる必要なんてない。カッコ悪くてもいいじゃん。
家族のいい所も、悪いところも全てを詰め込んだ宝物のような映画です。
皆でミニバスを押すシーンなんて、ビックバンが起きてから今日までのあらゆる映像作品の中で、3番目くらいには素晴らしいと思ってます。
5位『旅するジーンズと16歳の夏/THE SISTERHOOD OF THE TRAVELING PANTS/2005/アメリカ』
アメリカ・メリーランド州セベスダ。そこで育ったカルメン、ティビー、レーナ、ブリジットは、母親のお腹にいる時から、ずっと苦楽を分かちあってきた大親友。
そんな彼女たちは、16歳の夏、初めて離れ離れに過ごすことになる。彼女たちはその別れの前日、たまたま立ち寄った古着屋で、体形も身長も違う彼女たちの誰が履いてもピッタリなジーンズを見つけた。4人はそのジーンズを友情の証として、順番に着まわす約束をする。4人の夏はその1本のジーンズと共に始まり、彼女たちは、あるかけがいのないものを見つけていく・・・。
ここまで聞くと、「はあ、ありきたりなガールズムービーじゃん、観なくても分かるよ」って思うと思います。
そんな人にこそ観て欲しいんですよね。思春期特有の様々な悩みを抱えながらも、成長していく彼女達の姿にシンプルに感動します。
この映画よりもギリシャのサントリーニ島に行きたくなる映画があったら、連絡ください。それと、この映画のブレイク・ライヴリーとアレクシス・ブレデルよりも美人な女優がいたら、24/7で連絡ください。(笑)
続編の『旅するジーンズと19歳の旅立ち』もオススメです。
4位『星の旅人たち/THE WAY/2010/アメリカ・スペイン』
カリフォルニアで生活をする眼科医のトムは、放浪の旅に出て疎遠になっていた一人息子の訃報を受け取る。息子のダニエルは、サンティアゴ巡礼の途中、ピレネー山脈で嵐に巻き込まれて亡くなったとのことだった。
トムは、亡き息子のバックパックを背負って、息子が成し遂げられなかったサンティアゴ踏破を目指す。
息子とのわだかまり、息子が考えていたこと。自分の人生を見つめ直していくトム。
旅に出る理由は人それぞれで、その価値に大きいも小さいもない。
旅に出たくなることはもちろん、旅の空気感や安らぎすらも心に補充してくれる稀有な映画です。
3位『モーターサイクル・ダイアリーズ/The Motorcycle Diaries/2004/イギリス・アメリカ』
若き日のチェ・ゲバラが南米をバイクで縦断した旅行記を映画化したもの。
彼がなぜ革命家の道に進んだのか。彼はこの旅で何を見つけ、何を感じたのか。
革命を起こすことの善悪はさておき、自分の強い信念を具体的な行動に移すということは、人としてこれ以上魅力的なものはないと素直に思います。
そりゃ、色んなもののアイコンに使われますよね。
僕の大好きなロックバンド、"Rage against the machine"もゲバラをアイコンにしています。
それにしても、南米をバイクで縦断ってロマンに溢れてますよね。旅に出たくてソワソワすること間違いなしです。
ラストシーンの"Chao mi amigo!!"の爽やかさと言ったら、そりゃあもうね。
この映画でガエル・ガルシア・ベルナルのファンになりました。
2位『ナイト・オン・ザ・プラネット/Night on Earth/1991/アメリカ』
ジム・ジャームッシュ監督によるオムニバス映画。
ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキ。
同じ夜を舞台に、タクシー運転手と乗客の間に起こる5つの出来事を描く。
特に山場もオチもないけれど、ひたすらにオシャレで心地いいんですよね。連休の深夜にまったりお酒でも飲みながら観た日には幸福度MAXです。
映画でウィノナが着ていたTシャツを買うくらい、大好きな映画です。
ちなみに、僕はロス⇒パリ⇒ニューヨーク⇒ローマ⇒ヘルシンキの順で好きです。
1位『イントゥ・ザ・ワイルド/Into the Wild/2007/アメリカ』
今までも、これからも、人生で一番好きな映画。
裕福な家庭に生まれ、大学を優秀な成績で卒業したクリス。
そんな彼がなぜ全てを捨てて、アラスカの荒野に忽然と姿を消したのか。
人生における幸せとは、人生の目的とは何か。
極端に言えば、親に言われたから、周囲がするから、で過ごしていた小中高時代の自分。地元ではそれなりの進学校に何となく合格して、大学受験もそれなりの大学に何となく合格して、みたいな人生を過ごしてきた自分にとって、この映画はすごく刺さったんですよね。
もう少し具体的に書くと、上記のような人生って、端からみれば、すごく幸せなことだと思います。人にも運にも恵まれ、金銭面での制限もなく、勉学で途方もない苦労したわけでもなく、何となく行きたいと思っていた高校や大学に合格して、そこそこの学歴を手に入れて、人生を過ごしている。すごく幸せですよね。
でも、何か足りないんです。
自分なりに色々考えた結果、当時の自分は"自分の幸福の基準"を設けていなかったからなんじゃないかな、と今では思っています。
従って、育ってきた環境や能力はやや異なるものの、かつての自分の姿を、この映画の主人公クリスに重ねることに、そう時間はかかりませんでした。
これが僕がこの映画を人生ベストに挙げる所以です。
僕はこの映画を観てからというものの、自分の人生における"幸せの基準"を整理すること、増やすことを常に意識しています。
それは大学生の時、バックパッカーというものに出会えた自分のように、様々なことを経験して、自分の中の物差しを増やすことも含まれていると思います。
趣味、仕事、それ以外のこと。
他人がどうこう、世間体がどうこうではなく、死ぬ瞬間に自分で自分を誇りに思えるような、幸せだったと心から思えるような、そんな人生を歩みたいですね。
ってな感じで作文になってしまいましたが、この映画の重みは簡単に書き切ることができないので、また改めて記事にできたらなぁと思っています。
トルストイやソローなど数々の有名な思想家から引用される金言も必見です。
皆さんもオススメの旅映画教えてください!
冒頭に書いた通り、旅ができないこの環境下で旅映画は自分の活力そのものなので・・・。
それに、旅と映画と音楽以外の分野で何か"幸福の基準"を探さなければと思う今日この頃です。
オススメ映画【マイナー国の映画編】
メジャーな映画製作国といえば、どこを思い浮かべますか?
少し古いデータですが、2017年の国別製作本数ランキングは以下の通りです。
・インド
・中国
・アメリカ
・日本
・韓国
・フランス
・イギリス
・スペイン
・ドイツ
・アルゼンチン
・イギリス
・メキシコ
・イタリア
<参考:https://www.globalnote.jp/post-12665.html>
今回はあえて、上記に入っていない製作国のオススメ映画を紹介していきます。
というのも、僕は一時期、ストーリーやジャンルではなく、製作国で観る映画を選んでいたこともありました。
自分が旅オタクだからってこともありますが、その国の雰囲気を感じることができるし、何より、隠れ優良映画を見つけるのに手っ取り早いんですよね。(笑)
多くの日本人が未開拓の分野を攻めるのって、宝探しみたいでワクワクします。
13位『サウルの息子/Saul fia/2015/ハンガリー』
ゾンダーコマンドとしてアウシュビッツで働く、ハンガリー系ユダヤ人、サウルの話。
ゾンダーコマンドとは、ナチスによって選抜された、収容所で死体処理に従事する特殊部隊のことです。
この映画では、常にサウルを追いかける独特のカメラワークが徹底されていることが印象的です。常にサウルのみにピントが合っており、背景はほとんどぼやけています。アウシュビッツが舞台として選ばれ続けながらも、常にストーリーとしても映像としても、遠景として描かれている、他にはない表現方法が新鮮です。
12位『オーバー・ザ・ブルースカイ/The Broken Circle Breakdown/2012/ベルギー・オランダ』
ヨーロッパ版『ブルー・バレンタイン』とも称される映画。
アメリカに憧れるミュージシャンのディディエと、タトゥーデザイナーのエリーゼ。
バンド活動も順調で、幸せいっぱいの家族。ところが、難病の娘を失ったことをきっかけに全てが崩壊に向かう、というストーリー。
悲しいストーリーと、明るいカントリーミュージックのコントラストが好きです。
11位『少女は自転車にのって/WADJDA/2012/サウジアラビア』
サウジアラビアといえば、中東で最もイスラム教の戒律が厳しく、女性の人権も最低レベルと言われています。(女性の一人歩きや車の運転を禁じている、等)
ちなみに、この映画が公開される前は、女性が自転車に乗ることすらも禁止されていたそう。
*現在は特定の条件下でのみ、許可されているそうです。
そんな戒律が厳しい環境下で、自転車に乗りたいと願う一人の少女が、壁にぶつかりながらも、奮闘するという感動作です。
この映画が巧いなと思った点は、2つあります。
まずは、『女性も車の運転ができるように』という本女性監督の願いを、車を自転車に置き換えることで、子供の純粋さによって巧妙に隠蔽できているところ。(この映画における自転車は車のメタファー)
また、イスラム戒律の厳しさを強調したり、批判しているわけではないという点も重要です。戒律の厳しさをさりげなく日常生活に落とし込み、厳しい戒律を強いる母親や学校の先生を決して悪く描いているわけでもありません。
女性が声を挙げることが困難な環境下で、主張を巧妙に隠蔽することで、あくまでさりげなく、ソフトに女性の権利を芯をもって主張する。めちゃめちゃオシャレな技法ですよね。日本人として日本で暮らす僕にとっては、全てが新鮮な映画でした。
10位『裸足の1500マイル/RABBIT-PROOF FENCE/2002/オーストラリア』
オーストラリアへのイメージが大きく変わる映画です。
オーストラリアって今でこそはホワイト国家、みたいなイメージがありますが、かつては白豪主義政策であったり、先住民アボリジニの隔離政策を行うなど、かなり酷いことをしていました。
本作は、アボリジニ隔離政策の元で、白人とアボリジニのミックスの少女3人が家族の元から引き離され、白人として英語やキリスト教教育を受けるという、実話に基づくストーリーです。家族の元へ帰りたい彼女たちは、1500マイル(2400キロ)もの道をひたすらに歩き続けました。
大学の授業で初めて観た時の衝撃は忘れられません。
9位『ラジオ・コバニ/Radio Kobani/2016/オランダ』
シリア北部のクルド人の街、コバニ。2014年にISISの占領下となり、クルド人部隊との激しい戦闘により、コバニの街は瓦礫と化してしまう。
2015年のISISからの解放後、20歳の大学生ディロバンが、ラジオ放送を使って街の再興に奮闘する物語。
「未来の我が子へ。戦争に勝者などいません。どちらも敗者です。」
瓦礫の中から生まれる一筋の希望に心が震えるドキュメンタリー映画です。
8位『灼熱/ZVIZDAN/2015/クロアチア・スロベニア・セルビア』
アドリア海の真珠と呼ばれ、多くの観光客の憧れとなっているクロアチア。
そんなクロアチアですが、かつては「ヨーロッパの火薬庫」とも称されたバルカン半島に位置することから、複雑で暗い民族対立の歴史を抱えています。
これは、クロアチア紛争を題材にした、3つの時代と2つの民族と1つの愛の物語。
クロアチアがユーゴスラビア連邦からの独立を宣言し、クロアチア人とセルビア人の対立が深まったことで紛争が勃発した1991年を皮切りに、紛争が終結した2001年、そして、現代の2011年の3つの時代を舞台としています。
そして、3つの時代の異なる愛のエピソードを同じ俳優が演じる、という新鮮な構成になっています。
その内容や構成もさることながら、息を呑むほど美しい映像も印象的です。
こういうヨーロッパの小国の映画って、予算どうこうよりも技法とか発想で新しいものを作ろうとしている姿勢が伝わってくるので、好印象を抱いています。
現在、クロアチア人とセルビア人は、お互いのことをどう思っているのでしょうか・・・・リアルな意見が知りたいところです。
余談ですが、こういう映画を観ると、世界史とか地理を最低限勉強しといて良かったな~って高校生の頃の自分に感謝したくなります。簡単な予備知識がないだけで、その映画の素晴らしさを理解できないって、もったいないことですもんね。
7位『ハートビート/High Strung/2016/ルーマニア』
バレエ×クラシック×ヒップホップが融合したエンタメムービー。
舞台は夢の街ニューヨーク。プロのバレエダンサーを夢見て上京してきたルビーと、生活のために地下鉄で演奏をする、イギリス人バイオリニストのジョニーの出会いから、ストーリーは動き始めます。
チープなジャケットからは想像できないほど、映像とダンス、音楽のかっこよさに度肝を抜かれます。ストーリーはご都合主義なところだらけですが、この映画においてはそんなことどうだって良いと思えるほど、カッコいいです。
6位『黙して契れ/HERMANO/2010/ベネズエラ』
サッカー選手を夢見ながら、危険なスラムで生活する兄弟を描いた映画。
兄を尊敬する弟、ダニエルと家計を支えるためにストリートギャングの手先として、犯罪行為に手を染める兄、フリオ。
スラムを舞台にした家族の愛や絆、犠牲に胸が苦しくなります。
5位『幸せなひとりぼっち/En man som heter Ove/2015/スウェーデン』
妻を亡くし、希望を見出せなくなっている頑固で無口な老人のオーヴェ。
そんな彼の隣にある家族が引っ越してくることで、再び生きる希望と人生を見つめ直していくという、ユーモアと希望、涙で溢れた良作。
頑固で神経質なオーヴェに最初はイライラするかもしれませんが、映画が進むにつれ、彼のどこまでも強い正義感や人としての魅力に徐々に引き込まれていきます。
北欧の良質なハートフルムービーです。
4位『別離/JODAEIYE NADER AZ SIMIN/2011/イラン』
離婚の危機を迎えたとある夫婦とその娘、その問題に巻き込まれるもう一つの家族。
巧みな人物描写に加えて、介護問題や格差社会問題、宗教観、倫理観、嘘、真実、など様々な要素が複雑に絡み合って、現代社会に生きる我々の心を大きく揺さぶります。
映画好きの間では傑作との声も多く、かなり見ごたえのある映画です。
イラン映画、恐るべし。
3位『シティ・オブ・ゴッド/Ciudad de Dios/2002/ブラジル』
1960年代、リオデジャネイロにある、神の街(シティ・オブ・ゴッド)と呼ばれたスラム街を舞台に、3人の少年ギャングの半生を描いた映画。
手に汗握るシーンが多く、冷房の効いた部屋でこのような世界を見れることに感謝するばかりです。
ギャング/アクション映画としても人生ベスト10には入るレベルで好きです。
2位『おやすみなさいを言いたくて/A Thousand Times Good Night/2013/ノルウェー・アイルランド・スウェーデン』
世界中の紛争地帯を飛びまわり、命掛けの取材を行う、女性報道カメラマンのレベッカ。
そんな彼女には報道カメラマンだけではなく、もう一つ"普通の母親"という顔もあり、危険地帯で強い使命感をもって活動するレベッカに夫や娘も理解を示しています。ですが、そんなレベッカの身を案ずる一家にも気疲れが見えはじめ、彼女に反感すら覚えるようになってしまいます。
愛する家族と使命感のある仕事、という人生の究極の選択。
「おやすみなさい」という何気ない一言に込められた願いや想い。
この邦題を考えた人のセンスに脱帽です。
家族との時間を大事にする北欧でこのような映画が作られた事にも、非常に意義があると感じます。
1位『Once ダブリンの街角で/Once/2007/アイルランド』
ジョン・カーニー監督の初期作。
アイルランドのダブリンでストリートミュージシャンとして活動する"男"とチェコ系移民の"女"が、ふとしたことから出会い、心を通わせていく、音楽×ラブストーリー映画。
多くのシーンがハンドカメラで撮影されているので、映像がブレていたり、画質も粗かったりと、映像としての完成度で言えば、決して高いとは言い切れません。
ですが、その粗削りな部分が逆にリアリティやエモーショナルさを醸し出してくれてるように感じます。優しいオリジナル音楽も良い。
一番好きなシーンは、女がチェコ語で男にある大事なことを言う場面。
アイルランド人の男はチェコ語が理解できないのですが、大半の観客もそう。にも関わらず、ここのセリフだけ字幕が付けられていないんですよね。
このセリフがこの2人の関係性の鍵となるんですが、ここに敢えて字幕を付けず、観客が男に感情移入できるようになっています。すごく粋な演出です。
粗削りだからこその美しさ。自信をもってオススメします。
全部を紹介しきることはできませんでしたが、気になったものがあれば、是非観てみてください!
これからも定期的に、誰も知らない映画マイナー国の隠れ優良映画を見つける活動をしていきます!
オススメ映画【ラブストーリー編】
ふと思い立ったので、おすすめの映画をランキング形式で紹介していきます。
今回のジャンルは、ラブストーリー。
個人的にラブストーリーはそんなに好きなジャンルではないけど、その分、ケガをしないように選んでいるので、このランキングには自信があります。(笑)
他のジャンルとクロスオーバーしてることが多いラブストーリーですが、(音楽×ラブストーリー、アクション×ラブストーリー、SF×ラブストーリー等)ここでは、純粋にラブロマンスが主題の作品を挙げていこうと思います。
10位『ユー・ガット・メール/You've Got Mail/1998/アメリカ』
メールの良さを思い出して、ノスタルジックな気持ちになれる良作です。
最後はちょっと雑だけど、秋冬に観たくなるオススメ映画です。
9位『アデライン、100年目の恋/The Age of Adaline/2015/アメリカ』
とあることがきっかけで、年を取らなくなってしまったアデラインが主人公の映画。
「不老」って聞こえはいいけど、想像以上の苦労があることがこの映画から学べます。
ブレイク・ライヴリーがただただ美しく、王道のラブストーリーです。
8位『P.S.アイラヴユー/P.S. I Love You/2007/アメリカ』
若くして夫を失った女性に、亡き夫から10通のメッセージが届きます。
それは、妻がこの先、悲しみを癒して新たな人生を送れるよう、夫が手配した手紙でした。
僕はこの映画を観て涙腺が崩壊しました。
7位『エリザベスタウン/ELIZABETHTOWN/2005/アメリカ』
キルスティン・ダンストがとてつもなくキュートな映画です。手でシャッターを切るシーンとか特に。実生活でも取り入れているなんて恥ずかしくて言えないです。
6位『ビフォア・ミッドナイト/Before Midnight/2013/アメリカ』
『ビフォア・サンライズ』、『ビフォア・サンセット』に次ぐ、ビフォア3部作の一番最後の作品。言葉のセンス、思考回路、リアリティの塊に心が震えます。
『ビフォア・サンライズ』も併せておすすめです。この3部作、それぞれ90分くらいと短く、観やすいのも好きです。
5位『ノッティングヒルの恋人/Notting Hill/1999/アメリカ』
ノッティングヒルを舞台に、ハリウッド女優と冴えない本屋の店主の恋を描いたラブストーリー。いわゆる身分違いの恋ってやつです。
僕も大学生の時は、マイナーな映画ばっかり観ていて、「こんな映画を良いなんて思ったら、男が廃るわwww」って思ってました。
ご都合主義だし、そんなことあるわけねぇだろって思うことばっかりだけど、逆にここまで振り切ってくれると気持ちがいい。ジュリア・ロバーツ大好き。
この映画くだらねぇとか言ってるそこのお前、自分に素直になれよ?
4位『ラヴ・アクチュアリー/Love Actually/2003/イギリス・アメリカ』
オムニバス形式の映画。優しい気持ちになれる映画です。
特に、「To me, You are perfect」のシーンが大好き。というかこのシーン以外は別にそんなに好きでもない。このシーンだけでも一見の価値ありです。
毎年クリスマスが近づくと自然にDVDに手が伸びます。
3位『ロスト・イン・トランスレーション/Lost in Transration/2003/アメリカ・日本』
東京が舞台のラブストーリー。
結論から言うと、この映画って何も起きないんですよね。「東京」という主人公たちにとっては異国の地で、互いの寂しさや不安を何となく埋め合うだけ。でもその何かが起きそうで起きない感じがとても好きなんですよね。
映画って起承転結で成り立っているわけで、そのそれぞれを際立出せるのが面白い映画の通説だと思ってます。その起承転結の境界線を曖昧にして、こういう雰囲気だけで成り立つ映画を撮るのってすごく勇気がいることだと思います。監督のソフィア・コッポラに天晴です。まぁ、彼女はこういうのが得意なんだと思うけど。
欧米人から見た東京を切り取った、クールな映像も必見です。
2位『ブルーバレンタイン/Blue Valentine/2010/アメリカ』
映画好きの間では、「鬱映画」「絶対にカップルで観てはいけない映画」「結婚前に観てはいけない映画」の上位に必ずといっていいほどランクインする映画です。
それもそう、この映画を観ると「結婚なんてしたら終わりだろ?」っていう監督の声が聞こえてきそうなくらい、どんよりきます。
映画の構成は、とある夫婦の「結婚生活の亀裂を隠しきれなくなった数日間」と「幸せだった頃の2人」のシーンが交差する形で進みます。この対比がもうエグい。
最後の花火が散るシーンも、二人の関係性を暗示しているようで、胸が苦しくなります。
でもこれって大なり小なり、リアルだと思うんですよね。こういうリアルを突き付けてくる映画はとても好きです。目を逸らしたら負け。僕は定期的に観て、心のトレーニングをしています。
あと、この映画の面白いところは、性別関係なく、観る人によって夫と妻、どちらに感情移入するか大きく異なるところだと思います。観た方は、どちらの味方か、是非教えてください。
1位『ブエノスアイレス恋愛事情/MEDIANERAS/2011/アルゼンチン』
アルゼンチンの首都、ブエノスアイレスが舞台の「ウォーリーを探せ」映画。
外出恐怖症のWebデザイナー、マルティンと群集恐怖症の建築家、マリアナ。
ちょっと変わった二人が出会うまでの物語。
スローテンポで、哲学的で、たぶん7割の人は最後まで観れないと思います。
でも、オシャレで構図も絶妙。登場する小物も粋です。日本製品(アトムとかアサヒビールとか)がたくさん出てくるから、監督はきっと日本贔屓なんだと思う。
ラストシーンもめちゃめちゃ素敵です。
ドラスティックな何かが起きるわけではないけれど、心にスーッと入ってきて、いつまでもいる、みたいな映画です。よく晴れた休日の朝、無性に観たくなります。
そして、主演のピラール・ロペス・デ・アジャラが大好きです。この人のこと知っている日本人、自分だけなんじゃないかと勘違いしてますが、是非チェックしてみてください。
次は、オススメのミステリー映画も紹介していこうと思います!
映画レビュー【ナイトクローラー】
歪んだ資本主義が生み出したモンスターから学ぶ、「仕事で成功する秘訣」と「報道の在り方」とは?
DVDを買ってから、しばらく放置していた『ナイトクローラー』を久しぶりに観賞。
社会人になってから観ると、現代社会を生き抜く上でのヒントが数多く隠されていることに気づいた。特に社会人には是非観て欲しい。
<作品情報>
日本公開日:2015年8月22日
監督:ダン・ギルロイ
主演:ジェイク・ギレンホール
原題:Nightcrawler
上映時間:117分
製作国:アメリカ
<予告編>
<あらすじ>
帰り道、交通事故現場を通りかかったルイスは、事件や事故報道のスクープを専門にしている映像パパラッチ、通称〈ナイトクローラー〉と遭遇する。悲惨な映像がテレビ局に売れると聞いたルイスは、盗んだ自転車と交換にビデオカメラと無線傍受器を手に入れる。
その夜から警察無線を盗み聞き、車で現場に急行するようになったルイスは、カージャックの被害者の撮影に成功する。しかも先に到着していたナイトクローラーより接近した生々しい映像だ。 あるテレビ局に早速映像を持ち込むと、女性ディレクターのニーナ(レネ・ルッソ)が映像を買い取ってくれた。そこで「視聴者が求めているのは、刺激的な画。さらに望ましいのは被害者が郊外に住む白人の富裕層で、犯人はマイノリティや貧困層。」とアドバイスをもらう。ルイスは、何か撮ったら一番に彼女に連絡すると約束するのだった。
本格的に事業を始める決意をしたルイスはアシスタントを募集し、面接に来た住所不定で何の特技もないリック(リズ・アーメッド)を僅かな賃金で雇う。助手席で進路を指示する仕事さえ満足にできないリックを冷酷に叱咤するルイス。
ある夜、住宅街の発砲事件に駆けつけるが、負傷者もなくハデな映像は撮れそうになかった。ルイスは被害宅の裏に周りこみ、関係者たちの隙をついてコッソリ中に忍び込み、冷蔵庫の生々しい銃弾跡の横に家族の写真を置いて撮影する。映像を持ち込まれたニーナは「最高の素材よ!」と絶賛、編集担当の「不法侵入だ」という制止を振り切って放映する。
それからもセンセーショナルなスクープ映像を次々にモノにしたルイスは、車はスピードの出る赤い高級車に、機材も最新型に買い替える。壮絶な横転事故の無線を傍受した時も、その車で誰よりも早く現場に駆け付け、絶好のアングルのために、ルイスは血だらけの遺体を車の下から引きずり出すという暴挙に出る。
ネットで学んだビジネスノウハウや格言を狂信し、成功だけに邁進するルイスに、怖いものなど何もなかった。
そんな絶頂への階段を駆け上がるルイスに、思わぬ落とし穴が待っていた。リックのミスで飛行機墜落事故という最大のスクープを逃してしまったのだ。過激な視聴率争いからニーナにも激しく罵られ、進退窮まったルイスは遂に究極の一線を超えるのだが──。
ナイトクローラー公式サイトより
http://nightcrawler.gaga.ne.jp/
<感想>
冒頭に書いたように、この映画を観て考えたことは、「仕事で成功するための秘訣」と「報道の在り方」についての2つである。
①仕事で成功する秘訣とは?
これを考えるにあたり、キーとなるのは、ジェイク演じるルイス・ブルームの言動だ。
▼ルイス・ブルームというキャラクターについて
この男を一言で表すとすれば、「資本主義が生み出したモンスター」、「自尊心の塊」だろうか。
ルイス(ルー)は、定職につくこともできず、マンホールの蓋や金網を盗んで売ることで生計を立てている。言葉は悪いが、うだつの上がらない生活を送っているのだ。
とはいえ、決して現状に諦めているかといえば、そうではない。家は常に清潔だし、シャツにアイロンをかけ、しっかりとした身なりをしている。また、各所で自分を雇ってくれるよう、自分をアピールすることも忘れない。
「僕は勤勉で、覚えがはやく、努力を惜しみません。目的のためには手段を問いません。」なんて、自信満々に自分を売り込んだりしている。普通、コソ泥をやっていたら、こんなこと言えないですよね。ここでも彼は、自尊心がかなり高いことが伺えます。
お気付きの通り、彼は俗にいうサイコパスです。
▼資本主義とルーの関係性
報道パパラッチとして事業を拡大していきたいと考えたルーは、助手を1人雇う。
彼の名はリック。彼もまた高校卒業後、職を転々とし、お金に困り、ルーの求人に応募してきたのだった。リックは、正になるべくして今の生活を送っているという感じ。言葉は悪いが、気が弱い上に頭は悪く、学歴もなく、何も考えないで生きてきたような男だ。(彼もまた、資本主義社会の被害者とも言える)
ではなぜ、ルーはこんな無能そうに見えるリックを雇ったのか?答えは簡単だ。
それは彼が今まで社会から受けてきた資本主義による搾取を、今度はリックに対して自分が行うことができるからではないだろうか。
先ほど書いたように、彼は失業率が高まる社会で、成功できずにいた。彼自身は、向上心があり、他とは違う存在であるにも関わらず、「社会=弱者から巻き上げる資本主義社会」が悪いから成功できずにいると信じていたのだ。
こんな社会から搾取されたのだから、自分が搾取することに何の問題もない。同じ枠組みで自分が搾取する側に回るためには、気が弱く、無能なリックを助手として雇うことは、うってつけの手段だったのだろう。
つまり、「僕は能力があって、いつか必ず成功できる人間なのに、こんな優秀な自分を相手にもしてくれない、チャンスも与えてくれないこんな社会が悪いんだ!あ、自分より下のやつから搾取すればよいのか!現代社会には散々やられてきたし、自分が搾取する側になっても何の問題もないよね!」という感じ。
正に彼は、「資本主義社会が生み出したモンスター」なのである。
▼ルーの言葉
こんなサイコパスなルーではあるが、当たり前のことすぎて我々が普段気づけない、あるいは実行できていない、仕事に関する重要なことを言っている。
・「提案だけで終わるより、目的を忘れないことが肝心だ」
・「仕事を始める前には、計画が必要なことや、仕事内容だけではなく、動機も大事だと学んだ」
・「行動に移る前に自問しろ」
・「”自分は何をするのが好きなのか"、"長所と短所をリストにしろ”、"得意なことは?苦手なことは?"考えたよ。長所を伸ばすのか?短所を克服するのか?」
当たり前ですよね。でも、当たり前過ぎて忘れていたこともありませんか?ルーの言葉は至極当然ですが、改めて自分が生きていく上で、仕事をする上で基本となることを教えてくれます。
他にもこんなことを言っています。
・「答えるのに問題点を挙げるな、解決案を出せ!」
・「僕は学歴こそないけど、その気なら学べる」
ちなみに、サラリーマン経験がない彼はこれらをインターネット講座を通じて学びました。彼の貪欲さ、頭の良さ、努力を厭わない性格が伝わってきますね。
これ以外にも、実際に放送されているニュースのトピックを分析するシーンや、「複雑な問題に簡潔な回答を出す能力」という言葉が印象的です。
どんな会社にも、「皆が空気を読んで、あえて指摘しないようなことにもズバズバ言うタイプの人間」とか、「言ってることは核心をついているけど、言い方に問題があるタイプの人間」っていますよね。
くそ面倒臭いし反面教師にしたい存在だけど、こういう「サイコパス気味の人間」がいないと社会とか会社って回らないし、決断力や推進力に欠けるんだろうなって最近思ってます。
ルーの言葉にもある通り、自分の得意なことや苦手なことを改めて見直してみたいと思います。
②報道の在り方とは?
これは、本作のメインテーマの一つでもあるでしょう。
バラエティー番組に限らず、ニュースを含む報道も「リアル」ではなく、「リアルをもとに、何らかの意図を以って作られたもの」であることが、何度も強調されます。
実際、ルーの映像を買っていた報道番組のプロデューサーのニーナも以下のように言っています。
「ダウンタウンでの犯罪は誰も興味を持たない。私の番組では郊外の閑静な住宅街に潜む、凶悪な犯罪を報道したいの。それも被害者が裕福な白人で、加害者がヒスパニックなどのマイノリティであれば最高だわ。飛行機の墜落事故などの悲惨なものもいいわ。」
ルーもそれに対し、「血が映ってればもっといいのか?」なんて返してます。笑
完全にイカれてますね。
また、ルーは特ダネのために警察無線を盗聴し、警察よりも早く現場に出向いたり、不法侵入をして撮影を行ったり、遺体の位置をずらして、より視聴者の興味を引くような構図にしたり・・・法律ガン無視でやりたい放題しています。
そしてどうやって撮られた映像なのか、その背景やソースを明らかにせぬまま、それをあたかもリアルであるかのように報道するテレビ局・・・
実際、アメリカの報道パパラッチがどこまでのことをしているのかは知りませんが、報道のモラルやメディアリテラシーに関して、色々と考えさせられるものがあります。
話は少し逸れますが、これはテレビ局側だけではなく、視聴者側にも問題があると思います。〇〇時間テレビや〇〇〇リング、〇〇〇ハウスなど・・・
これらの番組が好きなら好きでそれでいいんですが、「制作側の意図」を理解しないまま、のめり込んでいる人が多いような気がするんですよね。
これらを「作られたもの」ではなく、「リアルそのもの」だと勘違いして心酔している視聴者ってめちゃめちゃ気持ち悪くないですか?サイコパスじゃんて思います。笑
実際、僕も「〇〇のり」とか好きですし、映画もドキュメンタリーもニュースも見るけど、どこまでが事実でどういう意図をもって作られたのか常に意識するようにしています。
最後に、ルイス・ブルームという男は、他人の気持ちが分からないサイコパスです。
他人の気持ちが分からないが、頭が良く、貪欲で、努力を惜しまない。
そんな資本主義が生み出したモンスターからも、現代社会を生き抜くためのヒントをもらったり、仕事をする上で大切なことや報道の在り方について深く考えさせられます。
ここには書ききれないくらい、ルーのサイコパスっぷりが発揮されていて、目が離せないシーンが山ほどあります。エンターテインメントとしてもかなり面白いので、気になった方は是非観てみてください!
2019年公開の面白かった映画ランキング
2019年はストリーミング・DVD・映画館で合わせて63本の作品を観ることができました。
引っ越して映画館が遠くなってしまったり、以前ほど映画に時間を割くことができなくなってしまったため、今年公開の作品でみれたのはわずか9本。
そのなかでも良作が多かったので、独断と偏見で2019年に公開された映画ランキングを発表していきます。
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9位『十二人の死にたい子どもたち』(日本)
予告詐欺とはこのこと。せっかく邦画にもどんでん返しとか、ぶっ飛んだ展開の内容のものが出てきたと思ったら、観る価値0映画でした。
8位『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』
"Fast&Furious Presents : Hobbs&Shaw"(アメリカ)
ワイルド・スピードシリーズは全部観ていて、大好きなシリーズ。だからこそ本作は許せない。
ファンに対してお前らこれが観たかったんだろ?お望み通りに作ったけどどう?っていう制作側の姿勢が伝わってきてしまった。
音楽もカット割りもカッコいいと思ってやってるんだろうけど、とにかくわざとらしくて萎える。
このセリフで笑ってね!みたいな間も気持ち悪いし、そもそも面白くない。
こういうシリーズのキャラを拡大解釈して売り出すスピンオフって大嫌い。
ワイスピ自体そもそも脳筋映画だし、客層も良くないのは知ってるけど、それにしても限度がある。
7位『シンプル・フェイバー』
"A simple favor"(アメリカ・カナダ)
ややポップなクライムムービー。
ブレイク・ライヴリー目当てで見たけど、ストーリーのテンポと登場人物のキャラクター性が良く、最後まで飽きずに楽しめた。
6位『ファーストマン』
"First Man"(アメリカ)
デイミアン・チャゼル監督作。『セッション』は大好きで『ラ・ラ・ランド』は苦手。本作はどちらかと言えば好き。終盤、月面でのシーンはグッとくるものがあった。
この監督の作品を3つ観てきたが、チャゼル監督は、寡黙ながらも秘めた情熱をもった夢追い人の主人公と、その夢の対象となる人だけで世界観を作り上げるのが得意なんだと気付いた。
5位『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
"Once Upon a Time in Hollywood"(アメリカ・イギリス)
タランティーノ最新作。小ネタが多くその全てを理解することはできなかったが、彼のカルチャーへの愛が痛いほど伝わってきた。
何より、大好きなブラピとディカプリオが共演してくれたことが嬉しい。(欲を言えば、彼らはもっとシリアスな役が似合うと思うけど)
4位『僕たちは希望という名の列車に乗った』
"Das schweigende Klassenzimmer / THE SILENT REVOLUTION"(ドイツ)
舞台はベルリンの壁建設の5年前の東ベルリン。自由を求める東ベルリンの高校生たちが起こした実話に基づく物語。本当に観て良かったと心から思える数少ない映画。しんみりと、だが確実に心に響くものがあること間違いなし。
3位『ジョーカー』
"Joker"(アメリカ)
この映画を観てからというものの、この映画について、ジョーカーというキャラクターについて、ジョーカーが代弁する現代社会の闇について、ふと考えてしまう。DVD必ず買います。
2位『バジュランギおじさんと、小さな迷子』
"Bajrangi Bhaijaan"(インド)
印パ問題取り入れつつ、宗教ネタも入れつつ、くだらないギャグも入れつつ、最後にはしっかり泣かせてくるインド映画さすがだなって思う。
ベタベタのストーリー展開は読めるんだけど、なぜだか泣いてしまう。
逗子映画祭でビーチでこの映画を観れたのも最高の思い出。
1位『存在のない子供たち』
"Capharnaum"(フランス・レバノン)
説明不要。この映画を映画館で観れたので、もう人生いつ終わってもいいです。
観れていない映画リスト、日々消化していかなきゃ。