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東欧・中欧・北欧縦断の旅⑤【スロベニア・リュブリャナ】

スロベニアの基本情報】

首都:リュブリャナ

主要都市:リュブリャナ、コペル

通貨:ユーロ

言語:スロベニア語(英語、ドイツ語も良く通じる)

人口:203万人(2008年)

 

クロアチアとイタリアに挟まれた小国、スロベニアクロアチアから北上するにあたり、バルカン半島を経由するかスロベニアを通るかでかなり悩んだが、ボスニアセルビアアルバニアモンテネグロは社会人になってからでも一気に周遊できそうだなと思い、後者を選択。

きっとここでスロベニアに行かなかったら一生行けない気がした。

 

シェンゲン協定に加盟していないクロアチアからシェンゲン協定加盟国のスロベニアへの移動となるので、出入国審査が電車で行われる。電車での出入国審査は初めてだ。

シェンゲン協定加盟国圏内の移動ではパスポートコントロールがなくて、スムーズな反面、国境を越えた実感が分かりにくくて寂しかったりする。スタンプももちろん押してもらえないし。

 

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リュブリャナの鉄道駅の時刻表。ヨーロッパ各方面へのアクセスが良好だ。


 

ザクレブからの直通列車で約2時間、首都のリュブリャナに到着。ここが本当に一国の首都であることが信じられないくらい閑散としていた。僕の田舎である地方都市が大都会に思えるくらいだ。

 

 

駅から歩いて15分ほど、旧市街にほど近いドミトリーを確保。2泊で33€。ユーロ圏は高いから早く抜け出したいと思いつつ、適当に街を散策。

 

一眼レフで撮った写真は容量が大きすぎるので、スマホで撮ったわずかな写真を少し。

 

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リュブリャナ旧市街①


 

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リュブリャナ旧市街②


 

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リュブリャナ城からの景色

 

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リュブリャナの夜

 

治安はかなり良好で、危ないと思ったことは一度もなかった。

旅資金に余裕がある人は、川沿いに立ち並ぶレストランで時間を過ごすのも良いかもしれない。

 

宿に戻り、明日のことを考えていると、カルスト地形の語源にもなったと言われるクラス地方がスロベニアにあるという。ちょうど街並みにはとっくに飽きていたので、洞窟に行く手段を調べつつ時間を過ごした。お金と時間はかかりそうだが、なんとか日帰りで行けそうだ。

 

 

しかし、洞窟に行くことは実現しなかった。風邪を引いたのである。乾燥した空気と秋のヨーロッパの気温をなめていた天罰をここで食らうこととなってしまった。濡れた髪のまま、布団に入ったあの日の自分を許せない。

 

ところで、この宿自体は立地も良く清潔で申し分なかったのだが、同じ部屋にいたオランダから来たという2人組の男たち(10代と40代)が最悪だった。

部屋でプロレスもどきを開催し、イスを振り回す、バスルームのドアノブをぶっ壊すといった奇行にはじまり、深夜12時を過ぎてもイヤホンを付けずに、大音量の動画を見て信じられないくらいの大声で大爆笑しているのだ。2日目はさすがに注意して音量を下げさせたけども、それでもうるさかった。イヤホン付けろよな。

俺が誰にも迷惑をかけずに天罰食らったんだから、この2人にも死なないくらいの天罰が下ればいいのにな~なんて半分本気で思いながら、1日を過ごすこととなってしまった。

 

さらに最悪なことに、風邪を引いたのが日曜日だったのでスーパーは完全に閉まっていた。食材を買うことが出来ず、レストランも高いから行きたくない。24時間、水とコーラしか口に出来ず、ぶっ倒れそうな寸前で格安の飲食店を探し回り、チャーハンや麺類を扱うアジア系のお店までなんとかたどり着き、事無きを得た。

そこで食べた、ベチョベチョのチャーハン(洋画とか海外ドラマに良く出てくる紙の箱に入ったやつ)の味は忘れられない。身体全体に栄養が回っているのを感じた。大袈裟に聞こえるかもしれないけど、食の有難みをスロベニアで実感するとは思わなかった。

 

 

またいつか行けるといいな、スロベニア。特にクラス地方の洞窟のリベンジと港町コペル。